中鎖脂肪酸とは?

 

ココナッツオイルには中鎖脂肪酸と言う成分が含まれています。

 

この中鎖脂肪酸とは、ココナッツなどのヤシ科の植物の種子の核の部分に含まれている天然成分で、私たち人間の母乳や牛乳などにも含まれている成分でもあります。ココナッツオイルなどの油はその主成分となっている脂肪酸の種類やその並び方によって特性が違ってきます。

 

含まれている脂肪酸の長さによって分類すされ、一般的なキャノーラ油やオリーブオイルと言った油に含まれているのは長鎖脂肪酸と呼ばれるもので、ココナッツオイルに含まれているのはその半分の長さである中鎖脂肪酸です。

 

中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸の半分の長さであると言うのが大きな特徴で、一般的な油よりも長さが短いことで水になじみやすいため体内に取り込まれると小腸から門脈を通って直接肝臓に届きます。そして一般的な油よりも5倍ほど早く分解されてエネルギーとなるのも特徴のひとつです。

 

この特徴から中鎖脂肪酸100%の油は未熟児や肝臓病を患っている人、高脂肪食を必要とするてんかんの患者、消化器系の手術を受けた患者への栄養補給などエネルギーを積極的に必要とする人のためなどに用いられています。

 

また高齢者の食事や食が細く十分な栄養摂取ができない人にも少量でもエネルギーになりやすい中鎖脂肪酸は健康維持のために大切なものでもあります。またそれだけではなく、中鎖脂肪酸には脳の栄養不足の改善や体脂肪の蓄積抑制効果、生活習慣病の予防効果、スポーツ時のエネルギー補給などの目的でも広く用いられています。

 

そのような特徴を持つ中鎖脂肪酸が6割ほど含まれているココナッツオイルは、ココナッツの胚乳から作られます。胚乳を粉砕して圧搾し一番搾りの液体をろ過したものをバージンココナッツオイルと言い高熱を加えずに作られるので香りが豊かなのが特徴です。胚乳からココナッツミルクを作り遠心分離とろ過によって作られるものもあり、こちらも香りが独特で様々な料理に用いることができます。